新春を寿ぎ、お慶び申し上げます。
オリエント工業 アンジェ 沙織
50mm f11 1/80 ISO1600

浦安の舞 
オリエント工業 アンジェ 沙織
50mm f11 1/100 ISO1600

神楽鈴(かぐらすず)
神楽鈴

今年もよろしくお願いします。
オリエント工業 アンジェ 沙織
135mm f11 1/125 ISO1600

ウィッグ Brightlele(ブライトララ)
ストレートフリンジカールNB(ナチュラルブラウン)

巫女装束 3500
千早 15000
神楽鈴 26000
花簪 8000
五色布 2000


明けましておめでとうございます。
安価な巫女コスを入手したので、浦安舞(うらやすまい)に挑戦してみました。

巫女装束(みこしょうぞく)の基本は白衣(びゃくえ)と緋袴(ひばかま)。
巫女装束
出典:巫女装束の歴史
http://nipponsharemono.net/mikoshozoku-1242

基本の白衣には、夏用の単(ひとえ)と、冬用の袷(あわせ)があるそうです。
同様に、緋袴にも生地の素材や厚さで、夏用・冬用があるとのこと。

読み:掛襟(かけえり) 上指糸(うわざしいと)
上指糸の代わりに、刺縫(さしぬい)と言う装飾を入れる場合もあるそうです。

神事(しんじ)を行う場合、千早(ちはや)を羽織り、花簪(はなかんざし)を挿します。
巫女(略装束)

花簪(はなかんざし)
花簪(はなかんざし)
巫女さんを象徴するアイテムですね。

これらは略装束と呼ばれ、神事の内容によっては、本装束として裳(も)などを追加します。

本装束
巫女(本装束)
揃えたらいくらかかるんでしょうね。

今回、千早の青摺(あおずり)は松鶴(まつづる)です。

松鶴
千早(ちはや)松鶴
古来からの千早は白無地だそうですが、昨今は柄入りが主流だそうで、中でも松鶴が一般的。

菊柄(浦安柄)
千早(ちはや)菊柄(浦安柄)
浦安舞(うらやすのまい)を披露する目的の場合は、菊模様の浦安柄(うらやすがら)を使用することが多いそうです。

舞を披露・奉納する場合、 採り物(とりもの)を持ちます。
中でも一般的なのが神楽鈴(かぐらすず)です。
こだわらなければ練習用の3000円程度のものもあるのですが、今回はこだわって神事に用いるものを手配しました。

神楽鈴
神楽鈴(かずらすず)
十字型(じゅうじがた)の東用と呼ばれるもの
神楽鈴は、稲穂を象ったものだそうです。

ほかに巻立(まきたて/コイル)式・鉾鈴(ほこすず)などがあります。
神楽鈴・鉾鈴
鳴り方が違うとのこと。

また、東西で使われるサイズや形にも違いがあったようですが、現在の主流は東用。
神楽鈴(西用・東用)
東用は派手ですね。

多くの場合、鈴には五色布(ごしきふ)を付けます。

五色布
五色布
この五色は五行説に基づくものです。
五行説では森羅万象を5つの元素「木・火・土・金・水」で説明していて、この五元素に色が当てられ、順に青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)の五色となるそうです。
この全ての色が揃うことで、天地万物=宇宙を象徴しているとのこと。

また、この五色は一年の季節や方角も表しているのですが、五色布は、配色のバランスで赤と黄を入れ替えているようです。

五色布は、正絹(しょうけん)の五尺(ごしゃく/150cm)が一般的で、社(やしろ)や神事によっては、三尺(さんじゃく/90cm)も多く用いられているようです。
安価なミナロンと言う化繊素材もあり、質感は正絹と近いので広く用いられているとのこと。

今回、安い巫女コスから始まった装束集めですが、気付けば6万近い出費になってしまいました。
せっかく集めた本格的アイテムなので、無事今年を乗り切って次の年を迎えられた暁には、白衣・緋袴や五色布も正式なものを手配して、隙のない巫女装束を完成させたいと思います。

と言うわけで、新年最初は巫女の扮装をさせていただきました。

皆様にとって、本年が素晴らしい1年になりますよう、ご祈念致します。
オリエント工業 アンジェ 沙織
それでは、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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